バイナリーオプションは歴史の浅いオプション取引
バイナリーオプションの歴史は、イギリスのIGホールディングス㈱が2003年に金融商品化したことに始まります。このオプション取引がIGマーケッツ証券が2009年に日本に持ち込んだまだ歴史の浅いオプション取引です。 そもそも、バイナリーオプションとは、株式・債券・通貨等特定の商品を将来売買する権利をあらかじめ購入する取引です。
株やFX(外為)等のリスク管理は非常に難解だとされていますが、バイナリーオプションのリスクは限定的で取引する時点で失う損失を把握できる点が投資として最も魅力的な特徴を持っているところが人気になってる要因のようです。
規制
2013年には、国内でのバイナリーオプションに規制が入りました。 バイナリーオプションの取引があまりにも短期だからという内容のものです。 バイナリーオプションの取引で60秒後の値動きを取引するものがありますが、これは『投資』ではなく『投機』的性質が強いという考えた方のようです。
簡単に言うと、ギャンブル性が強いということでしょう。 株やFX(外為)のリスクヘッジとして使うこともできますが、バイナリーオプションの場合は短期である場合が多い為、株やFX(外為)のリスクヘッジとして使うよりも、バイナリーオプション取引単独で投資としての魅力の方が強い性質を持っているようです。
株ブーム
2006年1月16日に『ライブドアショック』が起きました。 この3~4年ほど前から日本では、株式取引がブームになっていました。
インターネットのインフラにより、個人でもザラ中にリアルタイムで携帯電話や、パソコンから株価を見ることができ、気軽に株を売ったり買ったりすることが一般的に浸透し始めていました。 書店にも、『投資金額200万が1年で1億円になった!』といったようなタイトルの本がズラリ並んでいたりもしました。 テレビ等でも、デイトレーダーが取り上げられてたのは、まだ記憶に新しいですね。
この時期に株式投資に興味をもった方も多いと思います。私もその一人です。 しかし、2006年から数年 株価は軟調な動きになり 市場から多くの人が退場となったのではないでしょうか?
そのころからです、FX(為替取引)がテレビや雑誌、インターネット等でよく広告等を見かけるようになりました。
FXブーム
当時のFX(外為)の魅了は、なんと言っても50倍も効かせられるレバレッジ! 証券会社の口座に、10万円入れたら500万円分の取引ができる…株は、信用取引でレバレッジ3倍ですから、小さな投資金額で大きな利益を得ようとするトレーダーの間で人気となりました。 こちらも、このころ書店に行くと、『主婦がFXで毎月100万円稼ぐ!』といったタイトルの本がズラリ並んでいましたよね。
しばらくすると、FXのレバレッジに規制が入ります。 リスク管理がしっかりできてないと、投資金額より大きな損失を出してしまうので問題になったんですね。
バイナリーオプションブームが来ている?
こうやって、株やFX(外為)の簡単な歴史を見ていくと、投資の予備知識がなくても比較的に取引が簡単なバイナリーオプション関係の本が書店にズラリ並ぶような時代が来るかもしれませんが、まだまだ歴史の浅い取引です。
近年、株やFX(外為)と並んで浸透し始めていますが、株やFX(外為)と同様にそう簡単に利益を出せるわけではありませんので、十分に注意が必要です。 バイナリーオプションの取引の損失が限定的だとはいっても、取引の性質等を十分理解してメリット・デメリットをしっかり把握する必要があります。